まるすの不思議な旅

「まるすの不思議な旅」とは

本州乗車券片道乗車券を作って実際に旅をしてみたり、トワイライトエクスプレスに乗るために、東京から大阪まで出向いてみたり、鉄道ファンならではの不思議な旅日記を公開しています。

まるすの不思議な旅 - 全国行脚編

   

マルスの不思議な旅・全国行脚編 (プロローグ)

 あれはいつのことだったろうか、暇に飽かせて「全国空想行脚」なる物をしたためた記憶がある。それが、今、まさに実現しようとしている。ただし、実際は空想のそれを遥かに越える大行脚となり、また各地での面会も想像を絶するほどだ。

 私は、その日から計画を練りはじめた。丁度、大喪の日からだった。同時に各地の方にメールやLINE、SNSで呼びかけた。相手によっては、時間的な都合があり、私の方で調整することが度々あった。その結果、面会に応じてくださった方は、総勢30名余り。こんなに嬉しいことはない。その時間を縫うように私は首っ引きで時刻表と取り組んだ。

 面会場所は、まず出発前の東京。そして大阪、尾道、福山、神戸、金沢、新潟、函館、札幌、函館、石岡と決まった。

 3月の某日。アウトラインが決まり、乗車券の手配を旅行センターへ依頼する。一般周遊券を作成してもらうためである。この一般周遊券を作成するに当たっては 鉄道フォーラム FTRAIN の MEX 氏にいろいろと教えてもらい大変助けられた。

 その経路が、これだ。一部訪れることがないであろう地域も入っているが、これは一般周遊券作成の時の条件である「周遊指定地を2ヵ所以上廻る」という物の対処であるため、必ずしも行かなければならないということではない。

東京都区内-尾道-土生港-尾道-六甲道-六甲山上-有馬温泉-六甲山上-六甲道-東京都区内

 ただし、六甲道から東京都区内までは、山陽・東海道・湖西・北陸・信越・白新・羽越・東北・常磐各線の経由が記されている。すなわち、青森経由で東京へ戻ってくるわけだ。また、青森からは「道南ワイド周遊券」で、北海道へと入る。

 3月29日を最初に、4月6日まで指定券確保の難題があった。会社を休んで並んだりしたかいがあって、すべての指定を確保することが出来た。

 窓口氏に差し出した申し込み書には、「大阪-金沢」となっている。窓口氏は不思議そうに私を見て、こう言った。
 「大阪からでいいんですね。」
やはり、他人には不思議に見えたのであろう。このことは、乗車券購入時の窓口氏についても同じだ。
 「なんでまた、こんなに遠回りされるんですか?」
 「私の気まぐれな趣味でして…」
 「???」
という感じだった。

 申し込み後、約2週間が過ぎ、旅行センター担当女性から電話が入った。
 「お申し込みいただいておりました、周遊券ができておりますのでお時間が出来ましたら、いらっしゃってください。」
 「で、おいくらですか?」
 「26830円です。」
 「えっ? 本当ですか?」
 「えっ? 東京-尾道-東京で経由は・・・でよろしいのでしょう?」
 「あっ、それはいいんですが、余りにも安いものですから・・・」
 「少々お待ち下さい。確認いたしますので。」
 「いえいえ、安い分には一向に構いませんので。」
 「ふふふ・・・」
 「ははは・・・」

 さて、これで旅立ちの手筈は整った。あとは、出発の日を待つだけ・・・

◇日本半周、面会の旅の火蓋は切って落とされた。

各地で逢ってくださる方へ
どうぞよろしくお願いします。皆様にお会いできる事を楽しみにしております。